親の要介護認定結果にご不満のあなたへ秘伝を伝授 ③
<認定調査員は“面接官”、あなたの返答次第で・・ご不満が蔓延>
あなたは入学・就職・お見合いなどで、面接経験があるかな・・?と思います。
面接の時、仮に質問に妙な返事をして ご希望を達成が出来ると思いますか?
あなたは入学・就職の面接前に、多少は質問の想定問題の指導を受けましたか・・?
介護認定調査も一種の面接です、調査項目も判定基準も決められています(全国・誰でも同じ判定が出来るために)
“伝え方が00割”とか、“00面接の受け方、あなたの人生は・・・”などの書籍が出版されていますが・・
ここで認定調査の受け方を学びましょう。
ご不満蔓延の流れ
*介護認定結果にご不満のあなた*
第一段階 (原因)
・ご家族:
認定調査の際 調査項目以外の“日頃のご不満”“父は1人で何でも出来ると親を褒め称えたり”していませんか?
・調査対象の本人(お父さんお母さん)は、調査員に会い
“役所の方の前で良いところを見せよう いつも寝ているのに今日は起きて頑張る、いつもはすぐ忘れるのに今日はテスト合格、皆さん十年前の元気な姿を見せる”(翌日寝込む方も居ます)
“難聴の方は質問が聞き取れないので「できます」と答える”
あなたは調査中に“お母さん出来ないでしょう!!”と言い、親子喧嘩をしましたか?
第二段階 (反響=ご不満の感染)
当然、介護度は 本人の“お元気な状態”で認定され・・・
・家族のご不満は“何も出来ず寝てばかり・・・”介護保険料を払っているのに・・これしか使えないのでは・・ 来月から介護保険料支払いを辞めたい“ ”役所へクレームを入れる“
・調査員のご不満は、1時間以上家族の不満を聞かされ、半日がかりで「調査票」「特記事項」を作成し、クレームの報告を受ける
・調査員の雇い主の不満は、3千~5千円/件 の収入で、半日以上かかって調査票等を作り仕事をして振りをしている、調査員の時給を最低賃金以下にしたくなる(調査で会社は赤字)
・保険者の役所も、介護保険料年間額の半額を使って調査し、30日以内に認定を出したのに何故?
家族は調査日調整の連絡を多忙と断り、主治医は多忙で「意見書」が大遅れ、
やっと審査会で決めたのに何故?
・主治医は内科なので、専門外の整形外科の病は診断を要求されても困る、往診していないので家での様子も解らず困った。
第三段階 (問題発生)
・担当ケアマネは、本人の“心身状況で必要な介護サービス”と“介護認定”が合わない為、
適切な介護計画が建てられず、家族・本人から文句を言われ・・
又は 本人も適切な介護サービス利用が出来ず、介護度が悪化し家で暮らしを続けられなくなる
介護保険での介護認定は、医療の病名診断と同様です、
介護サービスは医療の処方薬と同様、
医師がたてる処方箋は、ケアマネが建てる介護計画書と同様です。
仮に医療で診断が違っていたら、治る病気もなおせません。
的確な介護認定は、介護保険の基本と訴えていたケアマネが居ましたが、私も同感です。
明日は調査の上手な受け方を説明します。