親の要介護認定結果にご不満のあなたへ秘伝を伝授 ⑥
<第3回 あなたが 調査員へ調査項目外の話を熱心に語っても、的外れ>
前回の復習
認定調査の注意点
*日常生活での小さな手助け・見守りも介護時間に相当することを説明。
前回調査では 息子さんが手助けしているにも拘らず、父に一人でさせていると返事、①自立を選択し、軽い介護度認定
本当は「リハビリの為 息子が“見守りして”させている」と伝えれば、②自立を選択し、お父さんの実態に適切な介護度認定結果となります。
【 例 3 】
調査員「〇〇さん、朝起きた時、歯磨き・洗顔・整髪はしていますか、同居家族に手助けして貰っていますか?」
本人 「自分でしています」
家族 「父には、リハビリの為、自分で出来ることは出来るだけ一人で遣らせています」
2群‐7口腔清潔 ‐8洗顔 –9整髪
(介助の方法)①介助されていない ②一部介助 ③全介助の3択
マークシートのどれにチェック されるか?
本人の返事では ①を選択
家族の返事を加味しても ①
しかし、「リハビリの為」に注意して、聞き取り済みの5年前の脳梗塞後遺症による1群 左上肢軽度の麻痺、数分間も立っていられない、2群 移動に見守りの状態から選択はすると②と推定し調査員が家族へ再度確認
実際は、家族が蒸しタオル等の準備をして本人に手渡して、自分でさせ、片付けは家族と判明。
自信をもって②を調査員は選択。
調査同席の家族は、
調査員から「何か手助けしていますか?」
➡ 家族の返事≪〇〇の理由で、〇〇の手助け・見守り・準備をして本人にさせています≫
家族は(例1)≪ マヒが有るので、〇〇の準備・手助けをして、父にさせています≫
(例2)≪ 物忘れがあるので、声を掛けて、見守りをして 父にさせています≫
と返事をして貰えると調査員もスピーディーに正確に調査が出来るとのことです。
愚痴コナー
ご家族が認定結果への不満等 調査対象外の話を延々とさせ、本人の「自分でしてます」の返事でマークシートにチェック ➡ ご家族の介護が無しでは本人自立 ➡ また軽度の介護認定
認定調査の際の“伝え方が00割”とか、“00面接の受け方、あなたの人生は・・・”を
家族は理解して下さい。
ご家族のご不満の根源は 身近なところにある様です。
調査員から著者へクレームがありました。
【 調査の際は、ケアマネが持って来る、”利用票“を調査員へ見せて欲しい。
理由は、現在利用している介護サービスのチェック漏れを防ぐためとのこと】
役所から調査員へ調査対象者の情報量が、市町村ごとに異なり、介護保険証の情報+☎の情報しかない市町村もあるとのことです。
ご家族は、昨年も調査に来たのだから、昨年の話した情報は来訪の調査員に伝わっていると思うことが勘違いとのことです。
ご家族の方は、本人が介護状態になった“理由・病気などの病歴を書いたメモ”を作成し毎年
調査員に手渡して頂けると、調査票・特記事項の作成がスピーディーに出来るので協力頂けないかとのことでした。
追記 身障手帳・難病指定の有無もメモに書いて欲しいとのことでした。